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「Down The Rabbit Hole」ツアーを終えて。KOJI

2019.08.29 KOJI

ALICE IN MENSWEARの活動として4/12のライブを単発でやるのはイメージしてた。
そこは制作サイドとも共通の思い。
で、そこからどうするかという部分は結構議論した。
俺とmichi.は全国にいてくれるファンの為にワンマン全国ツアーをしたいという想いが強かったけど、制作サイドの意見としては、ワンクッション夏に何かをしてから満を持して全国に魅せに行った方がいいのではないかと。

時系列を話すとこの会話は2018年末。
まだALICE IN MENSWEARの楽曲は半分くらいしか出来ていない。
どういうライブを魅せていくのかは会話の中ででしか出来ないから、制作サイドがそう思うのは当然かなって思ったね。

で、夏をどう過ごそうかと。
色んなイベントに沢山出てみよう、とかの意見も出たけど、俺もmichi.もこれから作り出す世界観は持ち時間30分で5曲をパッとやって魅力を感じてもらうというのではなかったので、沢山バンドがでるイベントはちょっと難しいかなって思ってた。

では、自分達でイベントを主催すればいいんじゃないかと。
バンドの世界観を考えて多くて3バンド。
正直いいなって思った。
完成度の高いイベントを目指すには自分達で主催して、そして一緒にライブを作り上げれるという想いのあるバンドでやるのが楽しそうじゃないかと。

そしてどのバンドに声をかけてみようかという段階になって、自分の頭の中にあるバンドが浮かんでいた。
そう、defspiral。
なぜかというと、ALvinoの時に異色の2マンイベントで一緒にやった事があって、その時にセルフカバーをしあった時の感触、ステージ上だけじゃなく、選曲や準備なども含めてdefのメンバーの温度感がとても心地良かったんだよね。

話が逸れる。

初日の西川口の打ち上げの時にmichi.とdefのメンバーが俺が思っていた以上に近い仲で、「お兄ちゃんが誰の同級生」とか「姫路時代のmichi.のローディーをやってた」とか今まで自分は恥ずかしながら知らなかったエピソードをいっぱい聞いた。
そして知らなかったのは良かったと思った。
なぜなら、ALICE IN MENSWEARの初の2マンイベントでdefに声をかけたけれども、michi.とdefとの背景を知っているファンからしたら、もしかしたら2マンイベントに不安もあって気心の知れる後輩に声をかけたんじゃないかと思われたら嫌だなと深読みをして、defに声をかけるのをやめようと思ったかもしれないから。

2マンイベントでやりたかった事。
お互いの曲のセルフカバー。
しかもガチにカバーし合いたい。
これは心の中で思っていた事。
そして過去のdefとの感触を思い出し、彼らとなら実現できるんじゃないかって思った。

時は経ち、2マンイベントも決まり、メンバー6人で集まった。
ライブの内容についてのミーティングをメンバーだけでしたかったから。
そこで何をしようか話し合ったんだけど、何をするにしても2マンな訳だからお互いのファンが楽しめる企画がしたいという意見が6人全員一緒だった。
熱くなったね。
それでガチカバーの件を話したらみんな乗り気で、最高のツアーにしようと誓い合った。

続く。