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「Down The Rabbit Hole」ツアー感想 その1。 KOJI

2019.08.31 KOJI

7/7初日、西川口Hearts
初日なだけあってバタバタしたよ。
RHで確認しておいた事も当日になるとちょっとした事でうまくいかないとか。
特にバンドのセットチェンジとか予想を超える出来事とかあって当日RHでは色々と修正するところがあったり。
でもスタッフやメンバーの機転も良くて、本番に影響が出なかったのはさすがだと思ったよ。

本番が始まって、defのライブを楽屋でモニター越しに見ていて、めちゃくちゃ盛り上がっててテンション爆上がり。
出番を楽しみに待ってた。
俺らは1曲めが「Lost Child」で4/12のセットリストを縮めた感じだったので、この盛り上がりの次にスローテンポの曲を披露した時にどういう雰囲気になるかとても楽しみでした。
このアプローチも2マンだから出来ると思う。
「オートマタ -鋼鉄少女A-」もセトリに入れてたけど、正直michi.とは色々とミーティングしたよ。
イベント向けの曲ではないのではないか、と。
でも2マンでやる以上、自分達の世界観を観てもらう為には攻めた曲をやってもいいんじゃないかって。
5曲しか出来ないイベントではやらないかも知れないけど、「Down The Rabbit Hole」では俺らの世界観をたっぷりじっくり観てもらおうよ、と結論が出た。

正直ライブ中はこのセットリストが正解だったか間違いだったかよく分からなかった。
でも最終的にすごく盛り上がってみんなの熱く楽しんでる姿を見れたというのは正解だったんだと思う。
ま、持ち曲が少ないので色んなアプローチを取れる訳じゃないけどね。
ALICE IN MENSWEARの世界観を思う存分披露出来たんじゃないかな。

そしてセッション。
名をつけるなら「ALIspiral」。
この日は「Selenade」「ALFHEIM」を披露した。
想像以上に盛り上がって嬉しかったよ。
みんなが楽しんでくれるのは想像できたけど、あそこまで熱い感じになるとはびっくり!!
そして俺達6人の狙いは間違ってなかったと自信を持ってツアーを回れるって思ったね。
終わって打ち上げでツアーに向けて色々と話が出来た。
最高の初日を迎えれて幸せでした。



7/12 新横浜NEW SIDE BEACH!!
久しぶりのNSB。
ALvinoではたくさんお世話になったのでALICE IN MENSWEARでライブが出来るのをとても楽しみにしてました。
この日、会場に入って驚きの出来事が!!
西川口終わりにみんなで確認したにも関わらず、マートに

KOJI「今日のアコースティック楽しみだね」

って言った所、

MASATO「今日アコースティックでしたっけ?」

と超天然の返答が!!

なんと!アコギを持ってきてないと!

そしてここでミラクル奇跡が。
俺はNSBで披露するアコースティックアレンジの「ALIspiral」ではヤイリとギブソンのガットギターを使おうと思ってた。
でもなぜかスティール弦のマーチンも持ってきてたのだ。
持ってきたのは特に理由がない。
そして弾く事のないギターは基本持ってこない。

俺はなんでマーチンを持ってきたんだろう。
マートが忘れるのを予知していたのか。
、、、それはない。
ただ、持ってきた事によって危機は回避された。
ただただ奇跡だと思う。
そして全く焦る様子もなくただただ落ち着いてるマートを見て、彼の天然パワーはおそらくドラゴンボールのスカウターで測ると壊れてしまうほど高いんだろうと思った。

この日の出番は最初。
トップバッターでも1曲めは「Lost Child」。
ぶれる事なくALICE IN MENSWEARの世界を披露できた。
この日も盛り上がって、このツアーを本当に心から楽しみに来てくれたんだと思って胸が熱くなったよ。
ALICE IN MENSWEARのファンも、defspiralのファンも、垣根なく楽しんでくれてるように見えて、ステージから見える景色がとても尊いものに感じたよ。

ツアー初披露になったアコースティックアレンジ。
defから「PHANTOM」、ALICE IN MENSWEARからは「ハジマリノウタ」。
マートとギターアレンジの作業した時からいい感じになる予感がたっぷり。
ギターだけでいい感じなのに、RHでMASAKIのパーカッション、RYOのBass、そしてmichi.とTAKAの声が重なった時、「早くみんなに聴かせたい!!」って思ったから、ステージで披露できるのが本当に嬉しかったよ。

でも準備段階で不安がない訳ではなかった。
2マンのロックなライブの終わりにアコースティックで終わってみんなが満足して帰ってくれるんだろうか、と。
色んな意見を交わしたけど、結論としては最高のパフォーマンスを見せたら絶対に満足してくれるだろう、と。
そしてRHで音を重ね合わせた時にそれは確信に変わった。
インタビューで話した通り、大人の本気をアコースティックにも込めようと。

本番で演奏を終え、顔を上げた時にみんなの顔が見えて、俺達の本気は伝わったんだと感じた。
最高の瞬間でした。
また一つツアーへ向けての自信がアップデートされたライブでした。